紅まさりと紅はるかの違いを比較して、どっちがおすすめか紹介します。
紅まさりと紅はるかですが、どんな違いがあるのか、どっちが良いのか気になりますよね。
紅まさりと紅はるかの違いを調べてみました。
- 外観・形状:紅まさりは赤皮・淡黄色果肉、紅はるかは赤紫皮・黄白果肉
- 食感・食味:紅まさりはしっとり粘質寄り、紅はるかはねっとり感が強い
- 甘さ・糖質:紅まさりはバランス型、紅はるかは濃厚な甘さで後味すっきり
- 収穫・追熟:紅まさりは追熟で甘さアップ、紅はるかは貯蔵で粘質化と糖度上昇
- 用途適性:紅まさりは焼き芋向き、紅はるかは焼き・蒸し・干し芋・加工に万能
- 保存性:紅まさりは保存やや難、紅はるかも貯蔵性はやや低め
【どっちがおすすめか】
- しっとり系の焼き芋を楽しみたい方は紅まさり
- とろけるような甘さを求める方は紅はるか
紅まさりは優しい甘さとしっとり感がバランスよく、家庭用としても親しみやすい品種ですよ。
紅はるかは濃厚な甘さとねっとり感が際立っていて、スイーツ感覚で楽しめるお芋が好きな方にぴったりですね。
紅まさりと紅はるかの違いについて表で比較しながらどっちがおすすめか本文で詳しく紹介しますね。
▼しっとり系が好きな方は紅まさり

▼甘さを求めるなら、紅はるか

紅まさりと紅はるかの違いを表で比較!
紅まさりと紅はるかの違いをわかりやすく表で比較します。
項目 | 紅まさり | 紅はるか |
---|---|---|
外観・形状 | 赤皮・淡黄色果肉 | 赤紫皮・黄白果肉 |
食感・食味 | しっとり・粘質寄り | しっとり・ねっとり、なめらかさ重視 |
甘さ・糖質・糖度 | ブドウ糖・果糖中心のバランス型 約14度(生) | 麦芽糖多く濃厚、後味すっきり 加熱後で50〜60度前後にもなる |
収穫・追熟 | 追熟で甘みが増す | 貯蔵で粘質化・甘みアップ |
用途適性 | 焼き芋・蒸し芋向け | 焼き芋・干し芋・加工全般OK |
保存性 | やや保存に不向き | 貯蔵性もやや低め |
紅まさりと紅はるかの違いは下記の通りです。
- 外観・形状
- 食感・食味
- 甘さ・糖質
- 収穫・追熟
- 用途適性
- 保存性
1つずつ詳しく紹介していきますね。
紅まさりと紅はるかの違い①:外観・形状
項目 | 紅まさり | 紅はるか |
---|---|---|
表皮・果肉色 | 赤皮・淡黄色果肉 | 赤紫皮・黄白果肉 |
芋の形状 | 紡錘形、条溝目立たない | やや丸みある紡錘形 |
紅まさりと紅はるかの違い1つ目は、外観・形状です。
紅まさりは皮が赤くて、果肉は淡い黄色をしています。
見た目はわりとスッキリとした形で、条溝(表面の筋模様)はあまり目立たないのが特徴ですよ。
一方で紅はるかは、赤紫っぽい皮に黄白色の果肉を持っていて、少しふっくらとした丸みがある印象です。
焼き芋にしたときも見た目がほんのり違って見えるので、盛り付けや雰囲気重視の方には紅はるかのほうが映えるかもしれませんね。
紅まさりと紅はるかの違い②:食感・食味
項目 | 紅まさり | 紅はるか |
---|---|---|
食感 | しっとり・粘質寄り | しっとり・ねっとり、なめらか |
傾向 | 中間的でやや軽め | とろけるような濃厚さ |
紅まさりと紅はるかの違い2つ目は、食感と食味です。
紅まさりは、加熱するとしっとりとした口当たりになりつつ、少しホクホク感も残してくれるバランス型です。
粘りが強すぎないので、おかずにもデザートにも使いやすいですよ。
紅はるかは、加熱することでねっとり感がぐっと増して、とにかくなめらかで甘〜いお芋になります。
まるでスイートポテトのような濃厚な舌ざわりが好きな方にはたまらない仕上がりですよ。
紅まさりと紅はるかの違い③:甘さ・糖質の特徴
項目 | 紅まさり | 紅はるか |
---|---|---|
糖質構成 | ブドウ糖・果糖中心 | 麦芽糖中心 |
甘さの質 | バランス型 | 濃厚で後味すっきり |
糖度の目安 | 約14度(生) | 加熱後で50〜60度前後にもなる |
紅まさりと紅はるかの違い3つ目は、甘さの質と糖質の構成です。
紅まさりはブドウ糖や果糖が多めで、甘さのバランスが良く感じられるのが特徴です。
糖度はおよそ14度前後と言われており、自然な甘みが口に広がるのが魅力ですね。
紅はるかは、麦芽糖が多く含まれていて、より濃厚な甘さが広がります。
特に加熱後には糖度が一気に上昇し、50〜60度前後になることもあるほど。
蜜があふれるような焼き芋になるので、スイーツ感覚で食べたい方にはぴったりですよ。
ただ、甘さが強いぶん、好みが分かれることもあるかもしれません。
でも後味がスッと抜けてくれるので、意外と重たさを感じにくいのも嬉しいポイントですよ。
紅まさりと紅はるかの違い④:収穫・追熟・貯蔵による変化
項目 | 紅まさり | 紅はるか |
---|---|---|
追熟・貯蔵 | 追熟で甘みが増す | 貯蔵で粘質・糖度がアップ |
紅まさりと紅はるかの違い4つ目は、収穫後の変化です。
紅まさりは、収穫したあとに1〜3か月ほど追熟させると、ぐっと甘みが増していくと言われています。
買ってすぐより、少し寝かせてからの方がよりおいしく感じるかもしれません。
紅はるかは、貯蔵しておくことで粘質性が高まり、糖度もさらにアップする傾向があります。
ねっとり感が好きな方なら、紅はるかを寝かせてから焼いてみるのもおすすめですね。
紅まさりと紅はるかの違い⑤:用途適性
項目 | 紅まさり | 紅はるか |
---|---|---|
主な用途 | 焼き芋・蒸し芋向け | 焼き芋・干し芋・加工品まで幅広い |
紅まさりと紅はるかの違い5つ目は、使える料理の幅です。
紅まさりはしっとりしていて優しい甘さなので、焼き芋や蒸し芋に向いています。
家庭料理でも使いやすく、素材の甘さをそのまま楽しみたい方にぴったりですよ。
紅はるかは焼き芋はもちろん、干し芋やスイートポテト、芋ようかんなどの加工にもよく使われています。
とろけるような甘さがあるから、スイーツ用途でも大活躍ですね。
紅まさりと紅はるかの違い⑥:保存性
項目 | 紅まさり | 紅はるか |
---|---|---|
保存性 | やや保存に不向き | 貯蔵性もやや低め |
紅まさりと紅はるかの違い6つ目は、保存性の高さです。
紅まさりは「やや保存に不向き」と言われていて、長期保存には注意が必要です。
購入後はなるべく早めに食べた方が風味も落ちにくいですよ。
紅はるかも同様に貯蔵性があまり高くないため、室温・湿度などの管理が大切になります。
もし大量に買った場合は、適切な保存方法をチェックしておきたいですね。
紅まさりと紅はるかどっちがいい?
紅まさりと紅はるかどっちがおすすめなのかそれぞれ紹介します。
紅まさりがおすすめな方は?
- 焼き芋はしっとり系が好きな方
- 甘さが強すぎないほうが好みの方
- 加熱後も少しホクホク感が欲しい方
- 素材の甘みを自然に楽しみたい方
紅まさりは、ほんのり優しい甘さとしっとりした食感が魅力のお芋です。
バランスのとれた味わいなので、どんな料理にも合わせやすく、甘すぎるのが苦手な方にもぴったりですね。
焼き芋にすると自然な甘みが感じられて、どこか懐かしいような風味も楽しめますよ。
ホクホク感もほんのり感じられるので、食感に変化をつけたい方にもおすすめです。
▼紅まさりの詳細を見てみる

紅はるかがおすすめな方は?
- とろけるような甘さが好きな方
- スイーツ感覚で焼き芋を楽しみたい方
- 干し芋やスイートポテトなど加工にも使いたい方
- ねっとり食感を重視したい方
紅はるかは、ねっとり感と濃厚な甘さが特徴のスイーツ系さつまいもです。
焼き芋にすれば蜜がじゅわっと溢れるような仕上がりになって、贅沢な気分が味わえますよ。
デザートとしてもそのまま食べられるくらい甘みがあるので、スイートポテトや干し芋などの加工にもぴったりですね。
さつまいもでしっかりと甘さを楽しみたいという方には、紅はるかの方がおすすめです。
▼紅はるかの詳細を見てみる

紅まさりと紅はるかの違いまとめ
紅まさりと紅はるかの違いを紹介しました。
- 外観・形状:紅まさりは赤皮・淡黄色果肉、紅はるかは赤紫皮・黄白果肉
- 食感・食味:紅まさりはしっとり粘質寄り、紅はるかはねっとり感強・なめらかさ重視
- 甘さ・糖質:紅まさりはバランス型、紅はるかは濃厚甘さ+後味すっきり
- 収穫・追熟:紅まさりは追熟で甘さアップ、紅はるかは貯蔵で粘質・糖度上昇
- 用途適性:紅まさりは焼き芋・蒸し芋向け、紅はるかは加工まで幅広く使える
- 保存性:紅まさりは保存がやや難、紅はるかも保存性はやや低め
紅まさりは優しい甘さとしっとり感が特徴で、日常の食事にも使いやすい品種なので、家族みんなで楽しめますよ。
紅はるかは濃厚な甘さとねっとりした食感が魅力で、おやつやスイーツ作りにもぴったりですね。
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